組織、時間、場所に縛られない自由な働き方を求めてフリーランスエンジニアにすでになっている、もしくは、目指しているという方も多いでしょう。
とはいえ、独立=自由と高単価。そう思って動き出すと、最初にぶつかるのが「やめとけ」という声です。
そこでこの記事では、どうしてフリーランスエンジニアが「やめとけ」といわれてしまうのか、その背景にある“現実的なリスク”を7つに整理。
あわせて、フリーランスエンジニアに向いている人、フリーランスという選択肢のメリット、そしてSES会社の賢い活用法まで、独立を目指すITエンジニア向けにまとめました。
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1. フリーランスエンジニアが「やめとけ」「やばい」といわれる7つの理由
フリーランスエンジニアが「やめとけ」「やばい」などといわれるのは、主に次の7つの理由があるようです。一つひとつ確認してみましょう。
【フリーランスエンジニアがやめとけといわれる理由】
- 収入が安定しない
- 景気変動の影響を受けやすい
- スキルが伸びづらい
- マネージメント能力がつかない
- 仕事の獲得に苦労する
- フリーランスエンジニア市場の競争激化
- 社会的信用が低い
1.1 収入が安定しない
フリーランスエンジニアが「やめとけ」といわれる一番の理由は、収入が安定しないことでしょう。案件やプロジェクトごとに収入が変動するからです。また、個人で受注する案件の場合は支払いまで1~2ヶ月先のこともあり無収入期間が発生する場合もあります。
スキルが高ければ高単価の案件を獲得できるため、収入を増加させることが可能です。一方で、スキルが不足している場合や市場での競争が激しい分野では、案件獲得や単価交渉が難しく、収入が伸び悩むこともあるでしょう。
また、フリーランスは、社会補償制度や有給休暇がありません。怪我や病気で仕事をやむ追えず仕事ができない状況になった場合、収入が一時的に途絶える可能性があり、生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
1.2 景気変動の影響を受けやすい
不景気時には、企業は予算削減やリソースの最適化を迫られます。その結果、アウトソーシング部分の費用や予算の見直しが入り、内部で業務を集約することが一般的です。
この状況下では、フリーランスエンジニアにとって新たな案件を獲得することがより難しくなり、既存の契約が打ち切られたり、契約更新がなくなることもあるでしょう。
また、既に競争が激しい市場ではありますが、案件の募集件数が減少すれば、さらに競争が激化する可能性もあります。そうなると価格競争がより激しくなり、プロジェクトへの採用価格が押し下げられ、収入減少のリスクも発生します。
1.3 スキルが伸びづらい
フリーランスエンジニアがやめとけといわれるのは「スキルアップしにくい」ことも理由のひとつです。スキルが伸びづらい理由は複数あります。
まず、フリーランスエンジニアは案件単価やプロジェクトの規模によって収入が変動するため、自身が手慣れた案件やプロジェクトを選びがちです。この結果、新たなスキルに挑戦する機会が減少し、スキルが固定化してしまうリスクが高まります。
次に、企業内では研修・教育制度、経験豊富な同僚からのアドバイスや社内レビューが受けやすい環境がありますが、フリーランスはそのような環境にはありません。
また、クラウド/セキュリティ/AI/モダンフロントなどは人工知能の発達によりIT分野の発達スピードが速く、学習時間を計画的に確保しないとトレンドに遅れたスキルを保有することになり、単価が頭打ちになることもあります。
最後に、会社員と異なりフリーランスエンジニアは自身でスキルアップの時間やお金も投資しなければなりません。
しかし、現実的には案件の納期に追われたり、次期の案件を獲得したりと実務的なこともやることが多く、新たなスキルを習得するための余裕を持ちにくい面もあります。スキルの陳腐化を防ぎ継続学習の仕組み化が鍵となるでしょう。
1.4 マネージメント能力がつかない
マネージメント能力がつかないのも、フリーランスエンジニアがやめとけといわれる理由です。
参加するプロジェクトにもよりますが、フリーランスエンジニアは一般的に個人単位でプロジェクトをこなすので、チームや部下を持つ機会が限られます。
企業に所属するエンジニアの場合は、マネージメント経験が積める機会がありますが、マネージメントスキルはキャリアアップのためには必要不可欠で、フリーランスとしてのキャリア継続や年収アップなどを狙うためにも身につけておきたいスキルです。
1.5 仕事の獲得に苦労する
フリーランスエンジニアは、案件獲得に苦労する場合があります。
SES会社など案件斡旋会社を利用しない場合は、既存のプロジェクトが進行中でも、定期的にクライアントにアプローチし、提案をおこなって契約を獲得しなければなりません。
つまり、技術的なスキルだけでなく、営業力も重要なのです。具体的にはクライアントとのコミュニケーション、提案書の作成、価格交渉など、多彩なスキルが求められます。
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1.6 フリーランスエンジニア市場の競争激化
近年、フリーランスエンジニアの数が急増しており、市場における競争も激しさを増しています。
案件獲得がますます難しくなり、フリーランスエンジニア同士が価格競争に巻き込まれることも増えています。この飽和状態は、新規参入者や未経験者にとって特に厳しい状況を生み出しています。
経験と実績を積み上げた既存のフリーランスエンジニアでしたら、クライアントと既に信頼関係が構築されているでしょうし、リピーターや紹介を得られる機会も多いかもしれません。
一方で、これから新たにスタートするエンジニアたちが生き抜くためには、技術力だけではなく、他と差別化できるスキルや専門性が必要になるでしょう。
このように、フリーランスエンジニアの参入障壁が高くなっていることも「やめとけ」といわれる理由です。
1.7 社会的信用が低い
フリーランスエンジニアは、一般的に信用スコアが低くなる傾向があります。これにより、生活面で支障をきたす可能性があります。
たとえば、新しいクレジットカードを取得しようと思っても、信用スコアの低さから審査にとおらないことがあります。
さらに、ローンを組む場合、賃貸物件を借りる際や結婚などの重要なライフイベントにおいても、信用スコアの低さがネガティブな影響を及ぼすことがあるかもしれません。
2. フリーランスエンジニアのメリット4選
やめとけと言われる現実的な理由を知ると、「やっぱりやめておいた方がいいかな…」とか「自分には難しいかもしれないな…」とか思われるのではないでしょうか。人間の脳は、物事のポジティブな面に注目しにくく、ネガティブな面に注目しやすい習性がありますが、以下のようなポジティブな変化を起こせる可能性もあるとしたら、どう考えるでしょうか?
【フリーランスエンジニアのメリット4選】
- 年齢に関係なく高収入を狙いやすい
- 参画プロジェクトの選択肢が広がる
- 自由に働ける
- 人間関係のトラブルが少ない
2.1 年齢に関係なく高収入を狙いやすい
フリーランスエンジニアの平均年収は日本人全体の平均年収と比べて高い傾向にあります。
年齢よりもスキルや経験値を重視するプロジェクトも多くなってきているので、若くてもそのプロジェクトに見合ったスキルを十分に得ているならば、高単価の案件に参画でき、収入を増やすことが可能でしょう。
2.2 参画プロジェクトの選択肢が広がる
スキルが高いフリーランスエンジニアになると、複数の企業からオファーが舞い込むことは珍しくありません。過去の実績や評判が良ければ、それが評価され魅力的な仕事を多く選べるのもメリットです。
また、企業のエンジニアの場合、同じ業務内容を継続する場合がほとんどです。最初は学ぶことが多く興味があるかもしれませんが、数年継続していくとマンネリ化していく場合もあります。
一口にエンジニアといっても、その仕事は多岐に渡ります。興味のある案件もあれば、興味のない案件もあるはずです。しかし、せっかく働けるなら自分の興味がある案件を選べる状況が理想でしょう。
興味のある案件を選べることで、モチベーションが下がりづらくなり、意欲が高い状態で働き続けられるというメリットがあります。
2.3 自由に働ける
フリーランスエンジニアは、PC1台で仕事をこなすことも可能です。つまり、時間や場所に縛られない自由な働き方も実現できます。
近年では、クライアントとのミーティングやプレゼンテーションなども、オンラインツールを活用することが主流となっており、出勤が不要な案件も増えてきています。
通勤がなくなれば、朝の満員電車に乗り込んでオフィスに向かう必要もなく、自分の好きな場所で作業ができることが大きなメリットです。
このような柔軟な働き方は、フリーランスエンジニアが自身のライフスタイルに合わせて仕事をする際の大きな魅力のひとつといえるでしょう。
2.4 人間関係のトラブルが少ない
フリーランスエンジニアは一人で仕事をするケースが多いため、職場の人間関係によるトラブルの可能性は低いといえるでしょう。
一方、会社員として働く場合、仕事よりも人間関係からストレスを感じることも少なくありません。
自分のペースで仕事を進め、人間関係に左右されずに集中できることから、ストレスをあまり感じずに働けるのもメリットです。
3. フリーランスエンジニアに向いている人の特徴
ここまで紹介してきたように、フリーランスエンジニアは「やめとけ」といった声がある一方、多くのメリットもあります。
つまり、フリーランスエンジニアとして働くのは一つの手段であり、悪い手ではありません。
では、どういった方がフリーランスエンジニアに向いているのでしょうか。ここで確認してみましょう。
【フリーランスエンジニアに向いている人】
- 向上心がある人
- 自主的に働ける人
- 自由に働きたい人
3.1 向上心がある人
向上心を持つ方は、フリーランスエンジニアに向いているといえるでしょう。スキルが停滞せずに、着実にスキルアップできるからです。
前述の通り、フリーランスエンジニアは仕事を自分で選べるので、得意な案件に絞ってしまう可能性があります。そうなると、これまで身につけてきたスキルだけに縛られて、新たなスキルを手に入れられなかったり、スキルアップできない場合があります。
また、スキルアップや学習コストは自己負担にはなりますが、将来的にスキルが通用しなくなる可能性も考えつつ、積極的に新しいことを学ぶ姿勢が重要です。
新しい技術やトレンドに敏感で、自己成長を継続的に追求することができるタイプなら向いているといえるでしょう。
3.2 自主的に働ける人
特に個人で案件受注するフリーランスエンジニアは、自分自身でプロジェクトを遂行する場面もあるので、自主的に働く姿勢が求められます。
何もせずに待っていても仕事が舞い込むことはありません。フリーランスエンジニアとして成功するためには、案件の獲得や契約交渉など、自身で営業活動をおこなう必要があります。また、プロジェクトの進行や納期管理、顧客とのコミュニケーションなどの自己管理が大切です。
仕事を自主的に取り組むことで、クライアントとの信頼関係を構築し、その実績を糧により多くの案件を獲得し、安定した収入を確保することができるはずです。
3.3 自由に働きたい人
組織、時間、場所に捉われずに自由に働きたい方も、フリーランスエンジニアに向いているといえるでしょう。
案件によりますが、会社員のような拘束時間は存在しないので、納期さえ守ればどのように働いても問題ないこともあります。
仕事量を調節して週に3日だけ働くなんてことも可能ですし、多くの仕事をこなしたいのであれば、毎日長時間働いて高収入を目指すことも可能です。
フリーランスエンジニアはリモートワークの多い職種ですので、自宅または自分の好きな場所で働けるのもメリットです。
ただし、案件によっては会社に常駐することもあります。参画する前に、常駐するのかしないのかを確認しておきましょう。
4. フリーランスエンジニア向けのエージェントを賢く活用
フリーランスエンジニアは、「収入が安定しない」「景気変動を受けやすい」「案件獲得が難しい」などの理由があることから、「やめとけ」「やばい」といった声があるのも事実です。
一方で、高収入を目指すことができたり、自由な働き方ができる、などのメリットもあります。そのため、フリーランスエンジニアを目指すのは悪い手ではありません。
ただ、案件を自分自身で探すのは、時間がかかり効率が悪い場合もあります。
そのため、フリーランスエンジニアを目指すのであれば、フリーランス向けのエージェントに登録しておくのがおすすめです。
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その他エージェントの登録数を増やせば増やすほど、希望条件に合致した案件に参画できる可能性は高まります。ぜひ、2~3社程度登録してみてください。